2020年6月
ホルモンバランスが乱れる原因と美容鍼の効果とは
健康を保つうえでホルモンバランスを整えることは大切です。特にホルモンバランスが乱れたときには、美容鍼での鍼治療がおすすめです。
今回の記事では、ホルモンバランスが乱れる原因や、乱れてしまった場合の影響をお伝えするとともに、美容鍼のホルモンバランスに対する効果についても紹介していきます。ぜひご一読ください。
1.ホルモンバランスとは
女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2つからできています。エストロゲンは女性らしさに関わるホルモンで、エストロゲンが分泌されることで以下のような効果を期待できます。
・記憶力や集中力を高める
・肌のハリや髪の潤いを保つことができる
・骨の密度を保つことができる
・自律神経を整える
・女性特有の丸みを帯びた美しい体を作ることができる
また、プロゲステロンは妊娠をつかさどるためのホルモンです。プロゲステロンが分泌されることで以下のような効果を期待できます。
・体内の水分を保つ
・子宮内膜を整える
・基礎体温を上昇させる
・乳腺を発達させる
・妊娠の継続を助ける
このように、エストロゲンとプロゲステロンは排卵と深い関わりがあります。排卵の前にはエストロゲンが大量に分泌され、排卵の後にはプロゲステロンが大量に分泌されます。ホルモンバランスが正常な場合には、生理に合わせて周期的にそれぞれのホルモンが分泌されます。
2.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、体に大きな不調をもたらします。ホルモンバランスの乱れによる影響としては、以下のような不調があげられます。
2-1.肌のトラブルが起こる
ホルモンバランスが乱れてしまうと、テストステロンなどの男性ホルモンが活発に分泌されます。テストステロンは皮脂を分泌する働きがあるため、肌荒れやニキビができる原因となります。化粧品で一時的にきれいな肌を取り戻すことはできますが、ホルモンバランスを正常な状態に整えないと、肌荒れを繰り返し引き起こすことになります。
2-2.自律神経失調症になる
女性ホルモンは脳と密接な関係があります。基本的に、女性ホルモンは脳からの指令によって分泌されます。ホルモンバランスが乱れると脳が指令を出してもホルモンの分泌ができません。しかし、ホルモンが分泌されないと脳はもっとホルモンを分泌させるようにさらに強い指令を出します。そうすると、最終的に脳はパニックを起こしてしまいやがて暴走をします。その結果、自律神経失調症という状態に陥ってしまうことになります。
2-3.生理不順が起きる
ホルモンバランスが乱れるとエストロゲンとプロゲステロンが正常に分泌されなくなり、月経や排卵の周期が乱れてしまいます。そうすると毎月月経が起こらなかったり、十分に卵胞が発達していない状態で排卵して月経を引き起こしてしまったり、月経が1週間以上続いたりします。
さらに生理不順が長期間続くと、子宮内膜のトラブルや子宮筋腫になる可能性も出てきます。
2-4.太りやすくなる
ホルモンバランスはダイエットにも大きなつながりがあります。エストロゲンが分泌されるとダイエットしやすい体になります。満腹中枢を刺激して食欲を抑えることができますし、脂肪を消費されやすい体にもなります。さらにはホルモンの働きで内臓脂肪を減少させることもできます。
一方プロゲステロンが分泌されると、ダイエットしにくい体になります。新陳代謝が落ちる影響によって水分や脂肪をため込んでしまいます。食事についても満腹感を味わうことができないために暴飲や暴食をしてしまいます。さらに、情緒不安定になり食欲が止まらなくなります。
ホルモンバランスが乱れるとエストロゲンが分泌されなくなり、逆にプロゲステロンが大量に分泌されるため痩せにくい体になります。一方でプロゲステロンが分泌されなくなり、逆にエストロゲンが大量に分泌されると、エストロゲンは内臓脂肪をため込んでしまうため、やはり痩せにくい体になってしまいます。
2-5.薄毛になる
ホルモンには、髪の毛を成長させる働きや、髪の毛の成長期間をキープする働き、血流の改善や髪の毛を正常に保つ効果があります。しかし、ホルモンバランスが乱れてしまうと髪がパサパサしたり、艶がなくなったりします。その結果、抜け毛がひどくなり最終的には薄毛になります。
3.ホルモンバランスが乱れる要因
ホルモンバランスが乱れる原因にはいろいろな要因がありますが、代表的なものとして以下のようなものがあげられます。
3-1.喫煙
タバコは卵巣の機能に悪い影響を与えます。卵胞の発育を遅らせたり、生理不順を引き起こしたりします。タバコに含まれているタールや一酸化炭素はホルモンを失活させる働きがあるため、ホルモンバランスを乱してしまいます。
3-2.深夜のストレス
基本的に夜になると、ストレスホルモンの低下によって緊張が緩和されため、眠りにつきやすくなります。しかしストレスを抱えていると、ストレスホルモンが活発になり夜でも興奮した状態が続くため眠れなくなり、その結果ホルモンバランスが乱れます。
3-3.運動不足、ハードな運動
ホルモンバランスは適度な運動とも大きな関わりがあります。運動不足になるとホルモンの分泌が低下します。そのため、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
また、ハードな運動についても体にダメージを与えることによりホルモンの分泌が低下することもあります。そのため、運動をするときには体に負荷のかからない適度な運動が望ましいと考えられています。
4.美容鍼はホルモンバランスの乱れを改善させる
ホルモンバランスを整えるための方法はたくさんありますが、その中でも美容鍼がおすすめです。美容鍼がホルモンバランスの乱れを改善させる4つの理由を紹介します。
4-1.体の奥から改善する
ホルモンバランスを整える方法として、マッサージがあります。しかしマッサージは皮膚の上から刺激を与えるだけなので、期待するほど効果は高くありません。しかし美容鍼では、鍼を刺すことにより体の筋肉の部分が直接刺激されます。そのため、より効果的な改善を期待できます。
4-2.自己治癒力を高める
自己治癒力はだれにでも備わっています。転んで膝をすりむいても、数日もすれば元の状態に戻ります。つまり自己治癒力があれば、体の不調を治すことができます。
ホルモンバランスを整えるためにも自己治癒力は必要です。自己治癒力は、本来の失われた平衡や調和、ホルモンバランスを取り戻す働きがあります。美容鍼では、鍼を使って体の表面をあえて傷つけることによって自己治癒力を高めることができます。
4-3.鍼は脳や下垂体効果がある
鍼には刺激した部分だけではなく、遠く離れた体の器官にも良い影響を与えます。その一つに脳があげられます。鍼を刺すと、刺したという情報がホルモンバランスの分泌を指令する脳にも伝えられます。脳の中でも、特に自律神経の部分に情報が行きわたるため、それによって自律神経が改善される効果が期待できます。
同じように鍼を刺すと、刺した情報がホルモンの分泌をコントロールする下垂体にも伝わります。そのため、ホルモンバランスを整えることができます。
4-4.ストレスを軽減する
鍼で刺激を与えると、脳からエンドルフィンやエンケファリンなどの物質が分泌されます。これらの物資には、高揚感を高めたり、ストレスを軽減させたりする効果があります。そのため、ホルモンの分泌を妨げるものを取り除くことができます。
5.まとめ
ホルモンバランスは健康で幸せな生活を送るために欠かせないものです。バランスを保つことで女性らしさをキープし、妊娠状態を維持する効果があります。一方、ホルモンバランスが乱れると自律神経失調症や生理不順などが生じます。
ホルモンバランスを整えるためには、日頃からストレスを軽減させたり、喫煙などの生活習慣を見直したりすることも大切ですが、美容鍼で鍼を使って体を改善することもおすすめです。
鍼には自己治癒力を高めたり、筋肉に直接働きかけたりすることができます。さらには刺激の情報が、脳や下垂体にも伝達することによって、体全体でホルモンバランスを改善させることもできます。
葛飾区亀有にある本間治療院では、美容鍼灸を行っております。ホルモンバランスの乱れによる体の不調や、自律神経失調症などの治療をご希望の方は、本間治療院までご相談ください。丁寧な問診で体質や症状に合った治療を行わせていただきます。
*16日(火)は午後5時までの診療と致します*
16日(火)は、抗菌コート施行の為
午後5時までの診療と致します。
前日15日(月)・後日17日(水)は平常通り
午前9時~11時45分
午後3時~7時30分までの受付です。
16日(火)の当日や前後の日は大変混み合っておりますので、ご予約の際にはお早めにご連絡ください。